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ちょっと花凛ちゃん

つか、あたしが瀬尾の家に能量水こだわるのは、超金持ちな生活にずっと甘んじてたいって気持ちも確かにあるんだけど…でも、それ以外にもあって。つか、そのことについては、後日、勝手に明るみになると思う。


「ちぇっ!」一人娘のあ能量水 たしが露骨<  に不機嫌な顔をして舌打ちしてみたって、ママの決断は覆ることはないだろう。そーして…引っ越しの片付けを手伝いに【ウチの大家の相川さん】が娘を一緒に連れてやってきた。「花凛ちゃんね?」大家の相川さんは、そこいらでよく見かける【お喋り好きで愛想のいいオバサン】って感じだった。でも…ファッション雑誌のモデルか?芸能人か?ってぐらい美形な顔立ちをしてて…おまけに肌もプルプルでボディーラインも細くてキレイ。パッと見、20代後半でも通用すると思う。


「ああ、はい…娘の花凛能量水ですけど…」そんな愛想のいい大家さんに、あたしは無愛想な顔を向けてボソッと小声で答えた。つか、あたし…けっこーな人見知りで。オマケに初対面の大人相手は、とにもかくにも緊張する。「まだ幼い顔してるけど…やっぱり花京さんの娘よね?めっちゃ可愛いし!」幼い時のママと瓜二つ】…東京の瀬尾の叔父さんにも、叔母さんたちにも、そう言われ続けてきたものだから…誉め言葉のつもりで言ってくれてるのだろーけども…耳慣れてしまったせいか?あまり嬉しくない。「そー…ですかね?あ…ありがとうございます」あたしは大家の相川さんに軽く頭を下げて…そこから逃げるよーにして2階の自分の部屋へかけって上がってく。
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